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イベントレポート

「TIS Bit & innovation ピッチイベント」に参加しました!

2019年9月27日、TISが東京・西新宿に設置しているオープンイノベーション拠点「Bit & innovation(ビット・アンド・イノベーション)」にてピッチベントが開催された。本イベントはスタートアップとTIS、TISの顧客企業、投資家とのネットワーキングを目的としたコミュニティーイベントだ。9回目の今回は、大学生起業家とスタートアップ5組が登壇し、それぞれ10分間のピッチを行なった。

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登壇者は、早稲田大学の岩上開人氏、音声合成エンジン「AITalk」を開発する株式会社エーアイ、おでかけ促進プラットフォームの株式会社DIIIG、在留外国人向けサービスを展開するGuidable株式会社、スマートプレート「HyperLink of Thing」を提供するアクアビットスパイラルズの5組。

早稲田大学 政治経済学部4年の岩上開人氏は、開発中のアイドルの活動を支援するサービス「Cloud Production」を紹介。芸能事務所に代わり、グッズ販売、ライブのキャスティングなど、アイドル活動に必要な運営機能をオンラインで提供する。

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アクアビットスパイラルズの代表取締役CEO 萩原智啓氏は、スマホをかざすだけで様々なWebサービスを開いたりアプリを起動したりできる「HyperKink of Thing」のスマートプレートを紹介。ICチップが埋め込まれたスマートプレートはスマホをかざしたときの動作を専用アプリやクラウドサービスから簡単に設定・編集でき、デジタルサイネージと連動させるなど柔軟な運用が可能(特許第5867635号。国際特許PCT出願済、米国・シンガポールで特許取得済)。

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また読み取り側はアプリ不要で、NFC対応スマホをかざすだけで誰でも瞬時に使えるのが特徴だ。このICチップはバッテリーが不要なため様々なモノへの埋め込みが可能。決済ターミナルを必要とせずモノにスマホをかざすだけで決済できる新サービス「Pay to Thing」を11月にリリースする予定。

またスタートアップのピッチ終了後に、特許庁の企業調査課 課長補佐 進士千尋氏が登壇し、「スタートアップこそ知財戦略を!知らなきゃ損する知財活用と優遇制度」と題し、国内スタートアップの知財活用事例やスタートアップ支援施策をピッチで紹介した。

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今回のイベントはITサービス系のスタートアップが中心ということもあり、UI/UXの知財保護の例として、FINC TechnologyやUberの特許戦略を挙げ、自社のアイデアを守る方法を説明していた。

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