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IPASを通して見えた知財メンタリングの基礎

「IPASを通して見えた知財メンタリングの基礎」 の刊行にあたって

 2018年から開始した特許庁の知財アクセラレーションプログラム IP Acceleration program for Startups (IPAS)も3年目を無事終えることができました。
この間、IPASでは、40社の知財戦略構築を支援してきましたが、支援を通じて、研究開発型スタートアップの知財戦略構築について、様々な知見を蓄積するとともに、いくつか課題も見えてきました。  見えてきた大きな課題の一つに、“研究開発型スタートアップの知財活用に対して、十分に対応できるビジネス・知財専門家が不足している”という点があります。研究開発型スタートアップは、大企業とは異なり経営資源が限られていることが多く、より一層の外部支援を必要としているため、このような支援に対応できる人材の育成が望まれています。
 そこで、特許庁では、知財メンタリングにおけるビジネス・知財専門家の人材育成やすそ野拡大を目的として、本冊子を刊行することにしました。
本冊子は、これから知財メンタリングに携わりたいと思われているビジネス専門家や知財専門家の皆様向けに作成しています。これまでにIPASを通じて蓄積した知財メンタリングに係るノウハウや、IPASのメンタリングを担当いただいたメンターの皆様へのインタビュー等を基に、メンタリングの現場を疑似体験できるようなものをご提供したいという想いも込めて作成しました。
 本冊子が、皆様が知財メンタリングにご興味を持っていただくきっかけになるとともに、日頃の知財メンタリングの一助となれば幸いです。


2021年3月 特許庁

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