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「第4回IP BASE AWARD」授賞式、グランプリ受賞者×選考委員のパネルディスカッションを実施
特許庁は2023年3月3日、「IPナレッジカンファレンス for Startup 2023」をオンラインにて開催した。セッション前半は、「第4回IP BASE AWARD」の各部門の授賞式、後半は、受賞者とIP BASE AWARD選考委員によるパネルディスカッションが実施された。
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開会の挨拶には特許庁長官の濱野 幸一氏が登壇。
受賞者への祝辞を述べるとともに、参加者に向けて、受賞者の取り組みをご自身の知財活動の参考にしていただきたいと語った。
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特許庁長官 濱野 幸一氏
続いて、特許庁 総務部 企画調査課 課長補佐(スタートアップ支援班長) 芝沼 隆太氏より「知財エコシステムの発展に向けて」と題して、スタートアップ向け知財コミュニティ「IP BASE」と「IP BASE AWARD」の概要を説明した。
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特許庁 総務部 企画調査課 課長補佐(スタートアップ支援班長) 芝沼 隆太氏
「IP BASE AWARD」は、スタートアップ部門、知財専門家部門、エコシステム部門の3部門から構成される。
エントリーの中から選考委員の審査を経て、部門ごとにグランプリ最大1者(社)と奨励賞が選出される。
■Heartseed株式会社(スタートアップ部門)、馰谷 剛志氏(知財専門家部門)がグランプリを受賞
第4回IPBASE AWARDの授賞式は、エコシステム部門から発表となった。今回、エコシステム部門のグランプリは該当者なし。
奨励賞には、HVC KYOTO(独立行政法人日本貿易振興機構・京都府・京都市・京都リサーチパーク株式会社)、パテント・インテグレーション株式会社、日本バイオデザイン学会 プログラムディレクター/大阪大学 寄附講座准教授 八木 雅和氏が受賞し、選考委員の藤木 実氏(株式会社IP Bridge 代表取締役)が表彰状を贈呈した。
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京都リサーチパーク株式会社 長田 和良氏
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パテント・インテグレーション株式会社 代表取締役CEO 大瀬 佳之氏
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日本バイオデザイン学会 プログラムディレクター/大阪大学 寄附講座准教授 八木 雅和氏
知財専門家部門のグランプリは、弁理士/神戸大学 客員教授の馰谷 剛志氏が受賞。
奨励賞は、iCraft法律事務所 弁護士・弁理士 内田 誠氏と、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ プリンシパル・弁理士 島田 淳司氏が受賞。
各受賞者には選考委員の加藤 由紀子氏(SBIインベストメント株式会社 執行役員 CVC事業部長)より表彰状が授与され、グランプリにはトロフィーが贈呈された。
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知財専門家部門のグランプリを受賞した弁理士/神戸大学科学技術イノベーション研究科・客員教授 馰谷 剛志氏
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iCraft法律事務所 弁護士・弁理士 内田 誠氏
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株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC) プリンシパル・弁理士 島田 淳司氏
スタートアップ部門のグランプリは、Heartseed株式会社が受賞し、丹羽 匡孝氏(シグマ国際特許事務所 パートナー弁理士)がトロフィーと表彰状を贈呈した。
また奨励賞には、カバー株式会社、株式会社ソラコム、boost technologies株式会社の3社が選ばれた。
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グランプリを受賞したHeartseed株式会社 代表取締役社長 福田 恵一氏
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カバー株式会社 管理部法務知財チーム マネージャー 三井 耕太朗氏
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株式会社ソラコム 上級執行役員 VP of Engineering 片山 暁雄氏
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boost technologies株式会社 代表取締役 青井 宏憲氏
総評として、「第4回IP BASE AWARD」選考委員 委員長の鮫島 正洋氏(内田・鮫島法律事務所 代表パートナー弁護士・弁理士)より、受賞者への祝辞とグランプリの選考理由、次年度への期待を述べた。
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内田・鮫島法律事務所 代表パートナー弁護士・弁理士 鮫島 正洋氏
後半は、選考委員と受賞者による2つのパネルディスカッションを実施。
最初のテーマは「社会実装に直結する知財戦略」。パネリストは、選考委員長の鮫島 正洋氏と選考委員の加藤 由紀子氏、スタートアップ部門のグランプリ受賞者であるHeartseed株式会社の福田 恵一氏と同社で知財を担当する太田 幸子氏の4名。モデレーターは特許庁総務部 企画調査課 知財活用企画調整官 岡 裕之氏が務め、Heartseed株式会社の知財への取り組みや、社内の知財体制をどのように構築したか語られた。
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(左から)鮫島 正洋氏、加藤 由紀子氏、福田 恵一氏、太田 幸子氏
続いてのテーマは、「事業戦略まで踏み込んだスタートアップ支援」。弁理士/神戸大学客員教授 馰谷 剛志氏と、選考委員の藤木 実氏、丹羽 匡孝氏、高宮 慎一氏が参加。モデレーターは引き続き岡氏が務め、知財と事業を結び付けられる人材育成の課題と今後の取組について議論した。
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(左から)藤木 実氏、丹羽 匡孝氏、馰谷 剛志氏、高宮 慎一氏