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「VC-IPAS VC間ナレッジシェアプログラム」が開催されました!
12月12日(金)、東京・TKPガーデンシティPREMIUM東京丸の内中央とオンラインのハイブリッド形式で、「VC-IPAS VC間ナレッジシェアプログラム」が開催されました。
本プログラムは、特許庁のVC-IPAS事業における派遣先VCが専門家を有効活用するポイントについて気づきを得るとともに、VC業務に有用な生成AI活用ノウハウを学ぶことを目的とした取り組みです。参加者は、オフライン10名、オンライン5名でした。
冒頭は特許庁 総務部企画調査課 知的財産活用企画調整官 渡邉純也氏の挨拶でスタートし、その後、参加者による自己紹介が行われました。
特許庁 総務部企画調査課 知的財産活用企画調整官 渡邉純也氏
続いて、事務局のデロイトトーマツから事例共有が行なわれました。
スタートアップの悩みに対する支援方法について、具体的な事例が8つ紹介され、参加したVCの投資先や投資検討先にも同様の支援が提供できないかを確認する機会となりました。
続いて、弁理士法人レクシード・テックの角渕由英氏(弁理士・博士(理学))、土本晃久氏(博士(工学))による講演「VC業務への生成AI活用~ビジネスに必要な調査・分析~」が行われました。
本講演では、本格的な知財デューデリジェンスに入る前の予備検討段階において、生成AIを活用しながら投資先候補スタートアップの特許情報を効率的に調査・整理する方法が紹介されました。時間やコストの制約がある中で、キャピタリスト自身が特許情報を把握し、他のキャピタリストと共有したうえで専門家につなげるプロセスが示されました。検討初期の特許調査の効率化や競合特許の把握、特定領域における事業アイデア検討など、VC業務における実践的な生成AIの活用イメージが共有されました。
弁理士法人レクシード・テック 角渕由英氏
弁理士法人レクシード・テック 土本晃久氏
講演に続く第2部では、オフライン参加者を対象に懇親会が実施され、VC間、VC・専門家間の情報交換がさらに深まりました。
最後は特許庁 総務部企画調査課 スタートアップ支援班長 湊 和也氏の閉会挨拶で締めくくられました。
当日の詳細なレポートは、後日 IP BASE にて公開予定です。

