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知財アクセラレーションプログラム IPAS2020 Demo Dayを開催します!
特許庁は、3月23日(火曜日)、スタートアップの成長を事業と知財の両面で加速させる知財アクセラレーションプログラム「IPAS2020」の成果発表会「Demo Day」をオンライン開催します。Demo Dayでは、2020年度支援先企業がIPAS2020を通じて得られた成果を発表します。オンラインで配信いたしますので、ぜひ御視聴ください!
1.IPAS2020 Demo Day(成果発表会)
IPAS2020では、応募総数113社の中からビジネスの将来性や知財支援の必要性等の観点で選ばれた15社に対し、約5か月間のメンタリングを行いました。Demo Dayでは、支援先企業よりIPAS2020を通じて得られた成果を発表します。
日時 :2021年3月23日(火曜日) 15:00~18:15
開催方法 :オンライン配信
プログラム(予定):
15:00~15:15 IPAS概要説明(特許庁)
15:15~16:30 第一部:支援先スタートアップによる成果発表ピッチ
16:30~18:15 第二部:支援先スタートアップとメンタリングチームによる座談会
※各プログラムは予定のため変更となる可能性があります。
視聴方法:下記よりどなたでも御視聴いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=IPmqs96d5LI
<新型コロナウイルス感染症の対策について>
・新型コロナウイルス感染症の対策として、参加形態はオンライン配信(ライブ)のみとなります。
・新型コロナウイルス感染症の今後の感染の広がり等を踏まえて、プログラムや実施形態に変更が生じる可能性があることをあらかじめ御了承ください。
2.知財アクセラレーションプログラム(IPAS)
IPASは、スタートアップの成長を、事業と知財の両面で加速していくプログラムです。
スタートアップにとって、革新的な技術やアイデアといった知財は、競争力の源泉です。しかしながら、創業期は、ビジネスの立ち上げに注力する余り、これら知財を最大限活用し、企業の成長に結びつけるための知財戦略をもたないまま、ビジネスを進めてしまいがちです。この結果、技術・アイデアの流出、模倣品の出現や収益化の失敗などが起こり、競争力を失うという事態に陥ってしまいます。
本プログラムは、支援先企業の課題や要望に対応した知識、スキルを持つビジネス専門家と知財専門家からなる「知財メンタリングチーム」が組織され、支援先企業が事業戦略の診断・ブラッシュアップを行い、事業戦略に連動した知財戦略を構築していくことをサポートするものです。
URL: https://ipbase.go.jp/support/startupxip/
IPAS2020 支援先企業一覧 (50音順)
(関連リンク:2020年度のIPAS・支援先ベンチャー企業を紹介します!)
●アナウト株式会社(神奈川県横浜市 代表:小林 直)
外科医の知識を人工知能に学習させ、手術中の人体構造を認識する手術地図を作成し、より安全な手術を提供することで、患者が苦しむ手術合併症の減少に貢献する手術支援AIシステムの開発。
●アンヴァール株式会社(静岡県浜松市 代表:櫻井 重利)
海洋に含まれるマグネシウムを採取する、火力発電などからのCO2の資源化、地下でメタン・水素を作るなど、日本を資源大国にする省エネルギー型金属酸化・還元技術の開発。
●inaho株式会社(神奈川県鎌倉市 代表:菱木 豊)
農家とともに成長し、人手不足と農業経営の課題解決を目指し、収穫を代表する人の判断が必要な農作業を"AI"と"ロボティクス"でサポートするため、RaaSモデルによる自動野菜収穫ロボットを開発。
●株式会社コーピー(東京都文京区 代表:山元 浩平)
AIの実運用で必須となる品質保証に焦点を当て、XAI技術を用いた説明性向上や、実環境における頑健性検証や外部攻撃に対する脆弱性検証などを行う包括的アルゴリズムとそれらを用いたシステムの開発。
●株式会社GCEインスティチュート(東京都中央区 代表:後藤 博史)
世界で年間約150兆円分発生する未利用熱や環境熱を再生可能エネルギーに活用すべく、「空気の温度」も半永久的に電力へ変換できる究極の環境発電技術「アンビエント発電」の実用化に挑戦。まず交換不要なIoT電源を開発。
●株式会社 Jij(東京都文京区 代表:山城 悠)
量子・イジング計算機を用いた最適化アルゴリズム・ソフトウェアの開発。
●株式会社Genics(東京都新宿区 代表:栄田 源)
口腔からヘルスケアのサポートを目指す次世代型全自動歯ブラシの開発。
●ジェリクル株式会社(東京都文京区 代表:増井 公祐)
新規開発のゲルを用いて体内の細胞を活性化することにより組織の再生を促す、新しい再生医療技術(内因性組織再生)の開発。
●STAND Therapeutics株式会社(東京都港区 代表:樺山 博之)
従来の抗体では不可能であった、細胞内の疾患治療標的タンパク質にアプローチできる、細胞内抗体“STAND Technology”を用いた疾患治療薬の開発。
●株式会社スペースシフト(東京都千代田区 代表:金本 成生)
「宇宙×AIで世界をひもとく」をテーマに、地球観測衛星から得られる膨大なデータを人工知能を用いて自動解析し、様々な地球上の変化を読み解くソフトウェアの開発。
●Cellid 株式会社(東京都港区 代表:白神 賢)
世界最大級となる60°の視野角を誇るARグラス向けシースルーディスプレイおよび空間認識エンジンの提供・開発。
●株式会社チトセロボティクス(東京都台東区 代表:西田 亮介)
人手不足・低労働生産性という社会課題を、ロボット技術によって解決することを目指した時給980円のロボット労働力の提供およびロボットシステムの開発。
●株式会社HERBIO(東京都渋谷区 代表:田中 彩諭理)
個人の平熱時と発熱時の体温分析により、感染症等の早期発見を目指すサービス確立を目標とする体温を安定的かつ連続測定できるウェアラブル体温計と体調記録ソフトウェアの開発。
●ライトタッチテクノロジー株式会社(大阪府大阪市 代表:山川 考一)
糖尿病患者の血糖値測定に際する苦痛・ストレスの緩和、感染症リスクの低減並びに血糖値管理による糖尿病人口の抑制を目標とし、中赤外レーザー光を応用した採血のいらない非侵襲血糖値センサーを開発。
●レグセル株式会社(京都府京都市 代表:半田 恭彦)
免疫抑制機能を持つTreg細胞を活用し、自己免疫疾患などの炎症性疾患や臓器移植後の拒絶反応を効果的に抑えることを目標とした、体外で増やした抗原特異的なTreg細胞による細胞治療の開発。