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イベントレポート

「北海道から起業に挑戦! 知的財産を守るために考える1日 公開メンタリング×特許庁特別講演」に参加しました!

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 2022年1月11日、エンジニア・起業家養成スクールのG’s ACADEMY UNIT_SAPPOROが主催するスタートアップ向けイベント「『スタートアップ×知財戦略』 北海道から起業に挑戦! 知的財産を守るために考える1日 公開メンタリング×特許庁特別講演」に特許庁 総務部企画調査課(ベンチャー支援班)から藤本康輔が登壇した。

 起業を目指すG’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの卒業生4名の公開メンタリングと特許庁による講演の2本立てにて開催。札幌市のサツドラ本社にあるインキュベーションオフィス「EZOHUB SAPPORO」の会場にて開催。

 公開メンタリングは、起業を目指す登壇者が自身のプロダクトをプレゼンし、それぞれメンターがアドバイスする形式で実施。メンターには、G's ACADEMY 創設者/Founderの児玉浩康氏と、サツドラホールディングス代表取締役社長兼CEO兼サッポロドラッグストアー代表取締役社長兼CEOの富山浩樹氏、AWL株式会社 取締役CTOの土田安紘氏、佐川慎悟国際特許事務所 弁理士の太田清子氏の4名が参加した。

 最初の登壇者は、G's ACADEMY UNIT_SAPPORO一期生での井口優氏。プレゼンでは、生活保護に該当するかどうかをアプリで簡単に診断できる生活保護支援サービス「ほゴリラ」を紹介。道内ではすでにサービスを開始しており、今後エリア拡大を進める計画だ。

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 2番目の登壇者の福士龍誠氏は、2015年に株式会社カナエルを設立し、プレゼンでは空き地・空き家と不動産仲介業者をつなぐWEBアプリケーション「TSUNAGOOD」を紹介。

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 3番目の登壇者の森田 敦氏は、2016年に起業し、2017年札幌円山に一般人からトップアスリートまでサポートする新しいコンディショニングジム「FORH BODY PERFOMANCE」を開業。プレゼンでは、学校の部活動と地域のスポーツ、文化指導者をつなぐプラットフォーム「BUKATSU」を紹介。

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 4人目は、外資系メーカーに勤務し、現在起業を目指している佐藤優氏。メンタリングでは、現在考案中の電子書籍(マンガ)の新たなビジネスアイデアに関するサービスをプレゼンし、事業化へのアドバイスを求めた。

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 特許庁による特別講演は、佐川慎悟国際特許事務所 弁理士の太田 清子氏と特許庁総務部企画調査課ベンチャー支援班の藤本 康輔氏が登壇。

 太田氏の講演では、「知っておきたい知財戦略」と題して、スタートアップにおける知的財産権(特許権、意匠権、商標権)の重要性と出願のポイントを紹介。特許権を取得するメリット、ノウハウ保護する場合の注意点、特許出願から存続期間満了までの流れ、特許を受けるための要件、特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」や弁理士会の無料相談、INPIT知財総合支援窓口の活用などについて解説した。

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 藤本氏の講演では、起業・事業を考えたときにまずやるべきこと、社名や商品名など登録商法の調べ方、特許庁のスタートアップ施策、知財総合支援窓口について紹介した。

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