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イベントレポート

「TOHOKU STARTUP NIGHT 2022~未来につながる、奥羽の種火~」に参加しました!

 特許庁ベンチャー支援班は、2022年3月3日に東京虎ノ門のCIC Tokyoとオンラインとでハイブリッド開催された仙台市と東北地域大学発ベンチャー共創プラットフォームが主催するスタートアップ向けイベント「TOHOKU STARTUP NIGHT 2022~未来につながる、奥羽の種火~」に参加し、セッション「地方発スタートアップが知財戦略をうまく進めるコツ」を実施。山形県鶴岡市に本社を置くバイオベンチャーの株式会社メタジェンと弁理士・薬学博士 内山 務氏が登壇し、パネルディスカッションを行なった。

特許庁総務部企画調査課 法務調査員 比留川 浩介

 冒頭では特許庁総務部企画調査課 法務調査員の比留川 浩介が登壇し、特許庁のスタートアップ支援施策について説明。事業戦略に連携した知財戦略の構築を支援する知財アクセラレーションプログラム(IPAS)、「IP BASE」やYouTubeチャンネル、SNSなどによる知財啓蒙活動、スーパー早期審査、特許手数料の減免制度、知財総合窓口(INPIT)などの支援施策を紹介した。

株式会社メタジェン執行役員COO 村上 慎之介氏

 続いて、株式会社メタジェン執行役員COO 村上 慎之介氏が登壇し、メタジェンの事業を紹介。メタジェンは、慶応義塾大学と東京工業大学の研究者によるジョイントベンチャーとして2015年に設立。腸内環境が個々人によって違うことに着目し、独自の腸内環境評価手法「メタボロゲノミクス」を確立。健康食品やサプリメントを開発する企業に対して、腸内環境検査や臨床試験などの研究開発支援サービスを提供している。

内山務知財戦略事務所 所長 弁理士・薬学博士 内山 務氏

 パネルディスカッションには、2019年の知財アクセラレーションプログラム(IPAS)に参加した株式会社メタジェンの村上氏、知財メンターを担当した内山務知財戦略事務所 所長 弁理士・薬学博士 内山 務氏、特許庁の比留川の3名が参加。IPASに参加する前の知財の取り組み状況、メンタリングの内容、IPASで得られたこと、大学発ベンチャーの知財の扱いの注意点、医療・ヘルスケア分野での知財戦略のポイント、専門家や投資家などスタートアップ・エコシステムへの要望、いい専門家の探し方、スタートアップが地方に拠点を置くメリットなど、さまざまなテーマでトークを展開した。

■関連サイト
メタジェン https://metagen.co.jp/
内山務知財戦略事務所 https://uchiyama-ip.com/

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