- 目次
- 1.IPASとは
- 2.知財メンタリングの基礎
- 3.知財戦略構築事例
- 4.その他メンタリングにあたっての留意事項
4.その他メンタリングにあたっての留意事項
最後に、「3.知財戦略構築事例」にはおさめきれなかった留意事項について、 2点掲載します。メンタリングの際は、こちらについても念頭においてください。
1 知財戦略は必ずビジネスに紐づけて構築する
単純に発明の出願支援を実施するだけでは、個社のビジネス等の状況と整合した知財戦略は構築できず、真に支援先研究開発型スタートアップの飛躍の後押しはできません。発明の権利化のみに傾注せず、ビジネス全体を俯瞰し、事業計画に根ざした知財戦略を策定しましょう。
なお、知財戦略を構築する際に確認しておくべき主な点として、下記の3点があります。
企業のコア技術や製品・サービスの差別化とマネタイズポイントはどこにあるか
支援先研究開発型スタートアップの強みがいきる市場やマッチングする想定顧客及びそのニーズは何か
研究開発型スタートアップ側にビジネスと知財の融合の重要性を適切に説明しきれているか等
2 商標の重要性を再認識する
IPASのメンタリングにおいて、特許の次に課題が発生するのが商標です。具体的には、社名の商標申請をしておらず社名変更が必要となるケース等があります。
社名や製品・サービス名は、ビジネス上会社のブランディングなどにとって非常に重要な要素ですので、知財戦略でも重要視することが求められます。支援開始前に予め社名や企業の看板となるロゴ等の商標取得状況を確認しておきましょう。
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3.知財戦略構築事例 | 4.その他メンタリングにあたっての留意事項 |
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