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IPAS(知財アクセラレーションプログラム)運営の手引き

5.2.1 支援先スタートアップの紹介イベント

IPAS では、選出された支援先スタートアップを一般に周知するためのイベントである「IPASキックオフ」と、メンタリング終了時にその成果を広く公開するためのイベントである「DemoDay」の2つのイベントを開催しています。参考として2021年度の実施内容を紹介いたします。

IPASキックオフ

目 的​
選出されたスタートアップを周知する​
アジェンダ​
IPAS事業の紹介
事務局による分野ごとの解説​
各スタートアップによる紹介ピッチ(6分×20社)
開催時期
支援企業採択後~メンタリング開始までの間
開催方法​
オンラインとオフラインのハイブリッド開催(YouTubeライブ)
事前申し込み制で、申込者に視聴リンク案内​
ピッチは事前収録し、オンライン配信​
IPAS事業紹介および、分野解説は生配信

Tips 1

分野ごとの解説では、分かりやすさを重視して、視聴者がピッチを”聞く準備”を促します。身近な話題、学校で習った技術との関係などを解説すると良いでしょう。

DemoDay

目 的​
メンタリング終了後に成果を公開する​
アジェンダ​
IPAS事業の紹介
各スタートアップによる成果報告ピッチ(6分×20社)
代表メンタリングチームによる座談会(15分×4チーム)
開催時期
事業終了月下旬
開催方法​
オンラインとオフラインのハイブリッド開催(YouTubeライブ)
事前申し込み制で、申込者に視聴リンク案内​
ピッチは事前収録し、オンライン配信​
IPAS事業紹介および、分野解説は生配信

Tips 2

発表順についてはスタートアップの分野ごとにするなど、プログラムも視聴者の理解を促す工夫が必要です。

主な想定視聴者

① 起業関係者

他社の事業モデルに興味のあるスタートアップ、起業準備中の方々。
翌年度の潜在応募者となります。

② 専門家

メンタリングなどのスタートアップ支援に興味がある専門家です。大学の知財部など、橋渡し機関の所属者も想定されます。

③ 事業会社、VC

有望なスタートアップを見つけ、投資、提携、買収などを検討します。

Point!

スタートアップは、知名度・“箔付け”、投資家や提携パートナーへのアピールの場を常に求めています。注目度の高いイベントを行うことで、事業が魅力的なものとなり、多くの応募が見込まれます。また、特許庁の実施するプログラムということで、上記の主な想定視聴者以外にも、スタートアップの知財戦略に興味のある方等の聴講も考えられます。したがって、単なる紹介イベントに終始せず、参加者や聴講者の興味を引くような企画(投票や座談会など)を行うことが有効です。

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