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知財戦略⽀援から⾒えた スタートアップがつまずく14の課題とその対応策

2.プログラムを通じて把握した課題と対応策

総論 プログラムを通じて明らかになったスタートアップの課題

 プログラムを通じて、スタートアップが直面しがちな下記の14個の課題が明確化されました。
 そこで、以降のページでは、明らかになった課題の詳細及びこれを解決に導くためのメンタリング事例を紹介します。
自社が現在抱えている課題を踏まえ、必要ページをご覧ください。


ビジネスモデル及びシーズ戦略等の診断・構築
課題 概要
課題1:事業の絞り込み・優先順位付けが難しい
・優先的に進出する分野を、自社技術の強みと想定顧客の悩み事を起点に絞り込む
・複数の事業それぞれの開発とビジネスの関係性を整理し幹となる事業を具体化する
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課題2:⾃社の製品/サービスの顧客への提供価値が不明瞭
・⾒込み顧客に直接アプローチして、悩み事を把握する
・バリューチェーンを描いて⾃社の⽴ち位置を明確化する
more ▶︎
課題3:有効なライセンスビジネスを描けない
・業界構造、ライセンス先の営業⼒等を踏まえて、
ライセンス先を検討する
・他社と協業したライセンスビジネス等複数のスキームを描く
more ▶︎
課題4:資⾦調達に有効な知財の活用法がわからない
・投資家に対して知財上の課題と対応策を説明する
・顧客獲得シナリオを説明する際は、市場の説明の仕⽅に留意する
more ▶︎
知財戦略構築サポート
課題 概要
課題5:秘匿⼜は権利化の⾒極めがうまくできない
・専⾨家の協⼒を得て、秘匿⼜は権利化を⾒極める
・海外への製造委託の場合は、秘匿部分を⼀層慎重に⾒極める
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課題6:⼤学や共同研究の成果に関する権利の帰属が問題になる
・前所属先で取得した権利に関しては、独占的に実施できるような策をとる
・共同研究の際、自社がもつ知的財産権を明確化して契約する
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課題7:アルゴリズム等のソフト面での知財活用が難しい
・インプット及びアウトプットを具体化した
アプリケーションに関する特許を出願する
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課題8:特許権による独占期間を⻑期化する戦略が不十分
・段階的な権利化により独占期間を⻑期化する
more ▶︎
知財戦略構築サポート
課題 概要
課題9:既存の特許では⾃社のコア技術を十分に守り切れていない
・周辺技術の特許出願により自社のコア技術の保護を強化する
• 現時点でのMVP(注)を守るため、分割出願を⾏い自社技術の保護を強化する
more ▶︎

(注)Minimum Viable Product︓必要最⼩限の機能のみをもつ最もシンプルな製品

その他
課題 概要
課題10:⾃社技術に関連する特許調査の検討と対応方法
・出願状況や拒絶理由を把握し、冷静に対応する
・既存の特許権等の権利保有者との関係性に合わせて対応方針を決める
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課題11:契約や利⽤規約の⽂⾔の検討が不⼗分
・契約交渉のセオリーをあらかじめ知った上で、⼤企業等との交渉に臨む
・ 専門家と相談しながら、自社のサービスに合った利⽤規約を⽤意する
more ▶︎
課題12:専⾨家に何を相談して良いのかわからない
・特許の要件に合うかどうかを専⾨家に⾒てもらう
・専⾨家を活⽤して権利範囲の広い特許の取得に挑戦する
more ▶︎
課題13:社内で知財の情報が共有できていない
・保有する多数の特許を効果的に管理する
・権利化できそうな技術の掘り起こしを仕組み化する
more ▶︎
課題14:社内において、知財戦略の必要性を理解してもらえない
・知財戦略の必要性の理解を促進するために社内環境を整える
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目次
1.IPASとは 2.プログラムを通じて把握した課題と対応策
3.おわりに Column
目次 1.IPASとは 2.プログラムを通じて把握した課題と対応策 3.おわりに Column
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